クレジットカードは1回払でも借金だという人もいるくらい、世間の借金に対するイメージは良くはないですよね。
確かに借金は他人にはあまり知られたくないものですし、ましてや家族に内緒にしている場合などは、無用な心配を避けるために知られたくなかったり、なるべくなる秘密にしておきたい場合もあります。
しかし、返済期日に間に合わなかったり、うっかり口座にお金を用意するのを忘れて気づかずにいると、督促状や催促の電話などがあり、それがキッカケで家族バレする可能性もあります。
そこで今回は可能な限り督促状や催促の電話を防ぐためにできる対策と家族バレを防ぐ方法をまとめていきます。
クレジットカードの借金が家族バレする原因
クレジットカードの借金が家族バレする原因としては、利用明細を自宅に送付している場合や引き落としに使用している口座の預金通帳を見られてしまうなどが考えられます。また、支払い期日を守れずに滞納し、それを放置した場合は督促状が自宅に届いたり、支払い催促の電話連絡が自宅や職場にかかってくることで家族に借金を知られてしまう可能性もあります。
まず、クレジットカードの借金が家族バレする原因を考えて見ます。
借金が家族バレする原因
- 利用明細を自宅で受け取っている
- 引き落としに使用している口座の預金通帳を見られる
- 支払いを滞納したまま放置し自宅に督促状が届く
- 支払いを滞納したまま放置し自宅に電話連絡がくる
他にもあるでしょうが、主な原因としては以上の例が挙げられるかと思います。
それではそれぞれの対応策をご紹介していきます。
利用明細を自宅で受け取っている
自宅に利用明細が送付されている場合、家族に中を見られてしまうと現在の利用状況が全てバレてしまいます。
これを防ぐには以下の3つの方法が考えられます。
- 勤務先などに送付先を変更する
- 郵便局の転送届を利用する
- Web明細サービスを利用する
以下詳しく説明します。
勤務先に送付先を変更する
クレジットカード会社によっては利用明細書の自宅以外への送付は認めていない場合がありますが、職場など勤務先などに変更できるカード会社もありますので、この方法を選ぶ場合は契約しているクレジットカード会社のサポートセンターへお問い合わせをしてみましょう。
ただし、この方法は利用明細書にのみ有効で、クレジットカード本体やその他の重要な書類などは自宅以外への送付には対応していない場合がほとんどです。
郵便局の転送届を利用する
郵便局では、転居・転送サービスというものがあるので、それを利用する方法もあります。
しかしこの方法は、自宅宛の郵便物すべてが対象となり、「クレジットカードの明細書だけを転送」など個別には指定ができないのであまり現実的ではありませんね。
また、利用明細書が必ずしも郵便で送られてくるとは限らないので、そういった場合は対応できません。
Web明細サービスを利用する
いちばん簡単かつ確実なのが、利用明細をインターネット経由で確認できる「Web明細サービス」を利用する方法です。
Web明細には、クレジットカードを申し込む時に最初から申し込む方法と、契約しているカード会社の会員ページから申し込む方法があります。
Web明細サービスを利用する方法
- 新規クレジットカードと同時に申し込む
- カード会社の会員ページから申し込む
Web明細に切り替えると、他人に見られる心配がなくなるので、利用明細書による家族バレはまず起こりません。
しかも、ほとんどのクレジットカード会社がWeb明細サービスの利用を推奨していて、Web明細の会員には年会費の割引やポイントを付与したり、紙の利用明細書よりも早く明細が確認できるなどのメリットがあります。
Web明細のメリットと申し込み例は後ほどご紹介致します。
引き落としに使用している口座の預金通帳
クレジットカードの支払いに登録している口座の預金通帳には、借金の総額は分からないものの、お取り扱い内容の欄にカード会社の名前と毎月一定額の支払いが記載されています。
そこに記載されている金額によっては借金がバレてしまう可能性があります。
支払いを滞納したまま放置し自宅に督促状が届く
決められた支払い日に入金が確認できないと数日後には督促状が自宅に届きます。
大抵の場合は圧着はがきで届きますが、普段とは違う郵便物に家族が不審に思ったり、勝手に中を確認されると家族バレしてしまいます。
うっかり引き落とし口座にお金を用意し忘れてしまうと、滞納に気づかずに督促状が届いてしまうので、注意したいポイントです。
クレジットカード会社毎に引き落とし日は異なるので、しっかりと確認して把握しておきましょう。
支払いを滞納したまま放置し自宅に電話連絡がくる
督促状に記載された支払日を過ぎても返済が確認出来ない場合は電話連絡がきます。
自宅の電話に連絡がくるか、携帯電話に連絡がくるかはクレジットカード会社によって対応が異なります。
多くは携帯電話に連絡を入れて、それでも連絡が取れないようなら、自宅や職場に連絡を入れるという流れですが、中にはいきなり自宅や職場に連絡をしてくるカード会社もあるようです。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
[blogcard url=”https://creditcard-reporters.com/basic/creditcard-delinquency/”] スポンサーリンクWeb明細のメリットまとめと申し込み例
まず最初にWeb明細(カード会社によってはオンライン明細)を利用するメリットをまとめておきます。
web明細を利用するメリット
- 利用明細を他人に見られる心配がない
- ポイントがもらえる
- 年会費が割引になる
- 紙の明細書よりも早く請求金額が確認できる
- 利用明細をPDFやCSVファイルでダウンロードできる
- 24時間利用可能
- 過去の明細も自動で保存(保存期間は各カード会社によって異なります)
※これらは必ずしも得られるメリットではありません。各カード会社によって対応が異なります。
それではWeb明細にするデメリットは無いのでしょうか?
考えられるのは以下のようなものが挙げられます。
Web明細を利用するデメリット
- 会員サイトのログインIDとパスワードを忘れると確認できなくなる
- 会員サイトにログインしてから確認することになるので、面倒で確認をしなくなりがち
デメリットといっても、自分の管理次第といえるところなので、大したデメリットではないでしょう。
今はパスワード管理ソフトやアプリなどで簡単にログイン情報は管理できるので、これを機会に導入するのも良いかもしれませんね。
Web明細サービスに申し込む流れ
Web明細サービスを利用するには、各クレジットカード会社が用意している会員サイトに登録する必要があります。
基本的にはどのクレジットカード会社も会員サイトへログイン後、メニューの「Web明細サービスの登録」や「登録内容の変更」などから登録・申請できるかと思います。
ビューカード | VIEW’s NET
楽天 | 楽天e-NAVI
会員サイトへログイン
↓
「Web明細サービスの登録」や「登録内容の変更」を選択
↓
カード情報や会員情報の確認・登録
↓
メールアドレスを登録
また、クレジットカード会社によって会員サイトの名前が異なります。
詳しくは各クレジットカード会社のWeb明細に関するページに説明がありますので、そちらを御覧ください。
カード会社 | 会員サイト名 | Web明細に関するページ |
---|---|---|
三井住友カード | Vpass(ブイパス) | カードご利用代金WEB明細書サービス |
三菱UFJニコス | WEBサービス | WEB明細チェック |
JCB | MyJCB | MyJチェックのご案内 |
クレディセゾン | Netアンサー | Web明細(ECO明細) |
イオンカード | イオンスクエア | Web明細(環境宣言) |
ポケットカード | ネットカウンター | オンライン明細 |
楽天カード | 楽天e-NAVI | WEB明細サービスの登録方法 |
クレジットカードの督促状や催促電話を防ぐ方法
クレジットカードの督促状や催促の電話連絡を防ぐには、「支払期日を厳守する」ということが大切です。また、万が一支払期日を超えてしまう場合は事前にこちらからカード会社に連絡することで、督促状の送付や支払期限を伸ばしてもらうことができるカード会社もあります。その他、一時的にカードローンなどの無利息キャッシングを利用するのも一つの方法です。
利用明細書は、Web明細サービスに切り替えることで家族バレのリスクは防ぐことができますが、クレジットカードの督促状や催促の電話連絡を防ぐには以下の3つの方法が考えられます。
- 督促状や催促の電話連絡を防ぐ方法
- 支払い期日を守る(滞納しない)
- 万が一遅れた場合はこちらから連絡を入れる
- 一時的にカードローンなどを利用する
支払い期日を守る(滞納しない)
督促状や催促の電話連絡を防ぐ方法はこの「支払期日を守る」ということに尽きます。
支払い期日はクレジットカード会社毎に異なるので、しっかりと確認して把握しておきましょう。
万が一遅れた場合はこちらから連絡を入れる
もし、支払い期日に間に合わないことがわかっている場合や、うっかり引き落とし口座にお金を用意するのを忘れてしまった場合は、気づいた時点ですぐにカード会社にこちらから連絡を入れるといいでしょう。
いつ頃なら入金が可能かなど、きちんと相談すれば支払期日を伸ばしてもらうことが出来ることもあります。
一時的にカードローンなどを利用する
どうしても間に合わないことが分かってはいるけど、支払い日を伸ばすことが気持ち的に抵抗があったり、カード会社からの信用を損なうのではと心配な方は、一時的にアコムやプロミスなどを利用するのも良いかもしれません。
多くのカードローン会社は30日間金利0円サービスを実施しているので、上手く使えば無利息で完結できますし、カード本体や契約などの書類も店頭で受け取れば郵便物なども一切受け取らずに済みます。
また自宅には電話連絡をしないように事前に伝えておけば、対応してくれるカードローン会社もあります。
アイフル、プロミス、モビットあたりは電話連絡も郵便物なしで契約できる方法があります。
まとめ
今回はクレジットカードの借金が家族バレしてしまうパターンや、その原因となる督促状や催促の電話連絡を防ぐ方法をご紹介してきました。
家族バレするリスクが最も高い利用明細書は、Web明細サービスを利用することで防ぐことが可能なので、必要性を感じる方はすぐに対応したほうがいいでしょう。
また、その他に厳守しなければいけないのが、支払期限を守る(滞納しない)ということです。
支払期日を過ぎてそのまま放置してしまうと、3日~10日ほどで督促状が自宅に届き電話連絡があります。
支払期日に遅れそうな場合や、うっかりして過ぎてしまった場合は、こちらからすぐにクレジットカード会社に連絡をして、支払い期日の相談をしたほうが良いでしょう。
- Web明細サービスを利用する
- 支払期限を厳守する
- 支払い期限を過ぎる(過ぎた)場合はすぐにカード会社に連絡をする
- 一時的にカードローンを利用するのもあり
基本的には家族に隠し事がないほうが良いのでしょうが、人それぞれ事情があり打ち明けられない場合もあるでしょう。
ですが無用な心配をかけないためにも、借金はなるべく早く完済してしまいところですね。