• アメックスポイントの有効活用方法は?
  • メンバーシップ・リワードに入会すべき?

この記事をご覧になっている方は、上記のような疑問や不満をお持ちではないでしょうか。

これらについてまずサクッと簡単に説明すると、

▼アメックスポイントの有効活用方法は?

→マイル以外のポイント交換では損をしてしまうため、マイルをポイント交換する方が良い

▼メンバーシップ・リワードには入会すべき?

→ポイントを貯めてマイルや代金に充てたりできるため、メンバーシップ・リワードには入会すべき

  

アメリカン・エキスプレスカードを使うと貯まるポイントは、マイルに交換したりアイテムに交換したり代金に充てたりすることができます。

その中でも効率よくポイントを使いたいのであれば、マイルに交換することがオススメです。

今回は、アメリカン・エキスプレスのポイントを有効活用する方法と、アメリカン・エキスプレスのポイントシステムであるメンバーシップ・リワードには入会すべきかどうかをご紹介していきましょう。



クレカ不正利用時にすぐやるべきこと
クレジットカードの裏面に署名してないとダメ
停電時はクレカ決済不能に?
クレジットカードのスキミング
利用限度額無制限のクレカ
税金をクレジットカードで支払う際の注意点
NHK受信料が半額になる条件



アメックスポイントの活用方法

アメックスのポイントの活用方法としては、次の5つが挙げられます。

  1. アイテムなどに交換する方法
  2. マイルに移行する方法
  3. 提携ホテルポイントに移行する方法
  4. 「楽天スーパーポイント」と「Tポイント」に移行する方法
  5. カード利用後や買い物の代金に利用する方法

アイテムなどに交換する方法

アイテムなどに交換する場合は、大きく次のように分けることができます。

  • アイテムに交換する
  • 商品券に交換する
  • Eクーポンに交換する
  • オリジナルイベントに参加する

アイテムに交換する

アメックス アイテム

出典 アメックス

季節や流行に合わせたアイテムや日常生活で使えるようなアイテムなど、500以上のアイテムが用意されています。

アイテムには有効期限が設定されている場合があり、発送に2週間ほどかかる場合があります。

詳しくは、メンバーシップ・リワードに登録するとカタログを見ることができます。

商品券に交換する

アメックス 商品券 交換

出典 アメックス

商品券は、「全国百貨店共通商品券」や「百貨店ギフトカード」など色々な商品券を用意されています。

全国百貨店共通商品券を例に挙げると、北海道から沖縄まで全国の百貨店などの約500店舗で使うことができます。

ただし、ギフトカードや商品券、印紙、切って、ハガキなどの百貨店側が指定した商品の購入や現金との交換についてはすることができません。

東京だと、次の店舗で使うことができるので困ることはないですね。

  • 高島屋
  • 三越
  • 大丸
  • 伊勢丹
  • 阪急メンズ東京
  • マロニエゲート銀座
  • 松屋銀座
  • 小田急百貨店
  • 京王百貨店
  • 新宿アルタ
  • 東急百貨店
  • 西武
  • 渋谷ヒカリエ
  • グランデュオ
  • ミーツ など

Eクーポンに交換する

Eクーポンは、オンライン・ショッピングで使えるクーポンコードや店頭で利用できるクーポンなど、普段使いができるクーポンのことです。

例えば、アマゾンギフト券やiTunes、ファミリーマート、すかいらーく、スターバックスなどで使うことができます。

オリジナルイベントに交換する

これは、アメリカン・エキスプレスのカード会員限定のオリジナルイベントのことです。

例えば、「世界遺産の清水寺で貸し切りの夜間特別拝観」や「COTTON CLUBで会員限定のライブイベント」、「世界の青木功とまわる夢のラウンドプレー」などなど、ここだけでしか味わえないイベントが盛りだくさんです。

これらは、メンバーシップ・リワードサービスに登録していないと受けることができないサービスになっています。

マイルに移行する方法

ポイントは、次のANAをはじめとした他の提携航空会社15社のポイントに移行することができます。

  • ANA「ANAマイレージクラブ」
  • ブリティッシュ・エアウェイズ「エグゼクティブ・クラブ」
  • チャイナエアライン「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
  • デルタ航空「スカイマイル」
  • ヴァージンアトランティック航空「フライングクラブ」
  • タイ国際航空「ロイヤルオーキッドプラス」
  • キャセイパシフィック航空「アジア・マイル」
  • シンガポール航空「クリスフライヤー」
  • スカンジナビア航空「SASユーロボーナス」
  • アリタリア・イタリア航空「クラブ・ミッレミリア」
  • フィンランド航空「フィンエアー・プラス」
  • エティハド航空「エティハド ゲスト」
  • エミレーツ航空「エミレーツ・スカイワーズ」
  • カタール航空「プリビレッジクラブ」
  • エールフランス/KLM航空「フライングブルー」

色々とあってどれを選んでいいのか迷いますが、後程ご紹介するメンバーシップ・リワードプラスに登録するとANAマイルの方が若干有利になります。

<ANAマイルへのポイント移行例>

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合 1,000ポイント→1,000マイル(最小1,000ポイントからの利用)
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 2,000ポイント→1,000マイル(最小2,000ポイントからの利用)

<その他の提携航空パートナーへのマイル・ポイント移行例>

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合 1,250ポイント→1,000マイル(最小1,250ポイントからの利用)
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 2,000ポイント→1,000マイル(最小2,000ポイントからの利用)

 

メンバーシップ・リワードは年間参加費が3,000円+消費税なので、よく飛行機を利用されるのであればマイル移行させるにはメンバーシップ・リワードプラスに登録した方がお得だと言えそうです。

提携ホテルポイントに移行する方法

提携ホテルのポイントというのは、「ヒルトン・オナーズ」「Marriott Bonvy」のポイントプログラムに移行することを指します。

ヒルトン・オナーズを例にとると、会員になると次のような特典を受けることができます。

  • 会員向け割引保障
  • 無料宿泊に繋がるポイント加算
  • 特典滞在時のリゾート料金不要
  • デジタルチェックイン&客室の選択
  • デジタルキ―
  • 客室内およびロビーでのワイファイ
  • 2人目の宿泊無料
  • レイト・チェックアウト
  • ポイント譲渡およびポイントプール無料
  • スタンダードルーム特典により5泊目無料
  • ボトルウォーター2本
  • アップグレード
  • 朝食無料サービス
  • エグゼクティブラウンジの利用 など

ヒルトン系列のホテルは全世界にありますので、よく利用されるのであればポイント移行の価値はありますね。

ポイント移行する場合の移行例(カッコ内はMarriott Bonvoy)としては、次のようになります。

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合 1,000ポイント→1,250ヒルトン・オナーズポイント(990ポイント)
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 2,000ポイント→1,250ヒルトン・オナーズポイント(990ポイント)

Marriott Bonvoyとは、ヒルトンのマリオット系列版だとお考えください。

「楽天スーパーポイント」と「Tポイント」に移行する方法

これは、メンバーシップ・リワードのポイントを「楽天スーパーポイント」や「Tポイント」に移行する方法です。

楽天スーパーポイントは楽天にまつわるサービスで、TポイントはTsutayaやファミリーマートなどで使えるポイントサービスのことですね。

楽天スーパーポイントとTポイントの移行例は、次の通りです。(カッコ内がTポイント)

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合 3,000ポイント→1,500楽天スーパーポイント(1,500Tポイント)
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 3,000ポイント→1,000楽天スーパーポイント(1,000Tポイント)

カード利用後や買い物の代金に利用する方法

これは、買い物や公共料金の支払いやレストランなどのカード利用の支払い代金としてポイントを利用できるということです。

ポイント移行例としては、次の通りです。

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済みの場合 1ポイント0.5~1円
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 1ポイント0.3円

航空会社やホテル・旅行代理店、旅行関連以外の移行ポイントを比較すると、航空会社で利用した場合が一番お得ということになりますね。

アメックス ポイント 比較

出典 アメックス

スポンサーリンク

メンバーシップ・リワード・プラスには入会すべき?

ご紹介したように、通常0.3%~0.5%のポイント還元レートが約2倍になり、ANAマイルへの交換では1%還元することから、メンバーシップ・リワード・プラスには入会する価値は充分あると言えます。

他にも、メンバーシップ・リワード・プラスでは、次のような特典があります。

  • ポイントの有効期限が無期限に
  • ボーナスポイントプログラムが適用
  • 提携航空パートナーへのマイル移行レートがアップ
  • 商品に交換時のレートがアップ
  • 登録者限定のキャンペーンあり

ボーナスポイントプログラムというのは、メンバーシップ・リワード・プラスに登録した後に参加費無料で登録できるプログラムのことです。

次のような対象加盟店での利用が100円につき3ポイントつきます。

  • AMERICAN EXPRESS TRAVEL
  • H.I.S.
  • JAL
  • App Store
  • iTunes Store
  • Yahoo!JAPAN
  • Amazon.co.jp など

登録者限定のキャンペーンというのは、次のように季節に合わせたオリジナルアイテムなどのことです。

アメックス キャンペーン 会員限定

出典 アメックスメンバーシップリワーズ

松坂牛 くまもとあか牛
ヒレ肉 78,000ポイント→46,800ポイント ヒレ肉 63,000ポイント→37,800ポイント
サーロイン肉 78,000ポイント→28,200ポイント サーロイン肉 32,000ポイント→19,200ポイント
ロース&もも 78,000ポイント→46,800ポイント 肩肉&もも 47,000ポイント→28,300ポイント
希少部位セット 47,000ポイント→28,200ポイント 希少部位セット 47,000ポイント→28,200ポイント
切り落とし 32,000ポイント→19,200ポイント 切り落とし 26,000ポイント→15,600ポイント

このように、高級お肉が40%で購入することができます。

それだけでなく、なんと百貨店ギフトカードも40%で購入することができるんです。

ギフトカード価格 ポイント
1,000円分 3,000ポイント→1,800ポイント
3,000円分 9,000ポイント→5,400ポイント
5,000円分 15,000ポイント→9,000ポイント
10,000円分 30,000ポイント→18,000ポイント
20,000円分 60,000ポイント→36,000ポイント
30,000円分 90,000ポイント→54,000ポイント
50,000円分 150,000ポイント→90,000ポイント

ただ、メンバーシップ・リワード・プラスはプラチナ、ビジネスプラチナ、センチュリオンカードを除いて税別3,000円の年会費がかかります。(プラチナ、ビジネスプラチナ、センチュリオンカードについては年会費無料)

2年目以降は自動更新になるので、解約しない限りは毎年この年会費が発生することになります。

さきほどご紹介しましたが、次のようにANAとANA以外では交換レートが全く違います。

航空会社 ANA ANA以外
リワードプラス 加入 未加入 加入 未加入
費用(税別) 8,000円 5,000円 3,000円 無料
交換レート 100% 50% 80% 50%
交換単位 1,000ポイント→1,000マイル 2,000ポイント→1,000マイル 1,250ポイント→1,000マイル 2,000ポイント→1,000マイル

そして、ANAマイルへ移行する際には別途で年会費5,000円のメンバーシップリワードANAコースに登録する必要があります。

これはプラチナ、ビジネスプラチナ、センチュリオンカードでも関係なくかかってきます。

したがって、アメックスグリーンカードやゴールドカードでANAマイルに移行しようとすれば、

メンバーシップ・リワード・プラス3,000円+メンバーシップ・リワードANAコース5,000円の合計8,000円がかかるわけです。

単純に1%還元の計算で8,000円の元をとろうとすれば、年間80万円の利用が必要です。

そして、ポイントプログラムの対象店舗であるならば3%還元に跳ね上がるので、年間約27万円ということになります。

アメックスを利用するくらいの方ならば、年間80万円以上使う方も多いと推測されるので、これは利用する価値は充分あると言えるでしょう。