• クレジットカードから引き落としチャージを改札機以外でする方法を知りたい!
  • 改札機以外も含めて、ポイントの貯まり方に違いはある?

この記事をご覧になっている方は、上記のような疑問や不満をお持ちではないでしょうか。

これらについてまずサクッと簡単に説明すると、

▼クレカから引き落としチャージを改札機以外でする方法

  1. モバイルSuicaで必要時にスマホチャージ
  2. ビューアルッテを利用する
  3. 多機能券売機を利用する
  4. パソリを利用する

    Suicaでチャージをするときいて、現金チャージをイメージする人は多いかもしれませんが、実はそれは損をしています。

    なぜなら、現金でチャージをするとポイントが貯まらないからです。

    クレジットカードを使ってチャージをすれば、ポイントが貯まり、その分節約になるので、今回初めて知った方はクレジットカードチャージをしてみてはいかがでしょうか。

    方法としては、

    • モバイルSuicaの場合
    • カードSuicaの場合

    に大きく分けられます。

    今回は、そんなクレジットカードからの引き落としチャージについては、オートチャージである改札機以外の方法についてもご紹介します。



    クレカ不正利用時にすぐやるべきこと
    クレジットカードの裏面に署名してないとダメ
    停電時はクレカ決済不能に?
    クレジットカードのスキミング
    利用限度額無制限のクレカ
    税金をクレジットカードで支払う際の注意点
    NHK受信料が半額になる条件



    モバイルSuicaの場合

    モバイルスイカ

    出典 JR東日本

    モバイルSuicaは、電車やバス、などで使える交通系電子マネーのSuicaをスマホアプリで使えるようにしたものです。

    タッチだけで電車にも乗れるし買い物もできる便利さで評判ですね。

    モバイルSuicaの場合はスマホからチャージをすることでポイントを貯めることができます。

    チャージ用クレジットカードについて

    クレジットカードからのチャージということですが、次の表を見ても一番ベストなのはJR東日本グループが発行するビューカード系カードを選択すると良いことが分かります。

    クレジットカード 通常ポイント還元率 Suicaチャージの場合の還元率
    Yahoo!JAPANカード 1%のTポイント 1%のTポイント
    楽天カード 1%の楽天スーパーポイント なし
    ビューカード 0.5~1%のJREポイント 1.5%のJREポイント

    iPhoneのモバイルSuicaアプリは年会費無料ですが、Andoroidスマホだとアプリ利用に1,030円(税込)の年会費がかかります。

    ただ、この場合でもSuicaチャージにビューカードを設定すると年会費無料になる(2020年2月からは全て無料予定)ので、この点でもビューカードはオススメです。

    ビューカード系カードといっても、その中でも色々な種類があります。

    次のようにそれぞれメリットが違うので、人によって一番良い種類は異なってきます。

    カード名 年会費(税込) 一般加盟店でのポイント還元 Suicaチャージでの還元 その他
    ビュー・スイカカード 515円 0.5% 1.5% 定期券一体型
    JREカード 515円 0.5% 1.5% アトレなどのJREカード優待店で3.5%還元
    ビックカメラSuicaカード 515円 1% 1.5% ビックカメラでSuica払いでポイント二重
    ルミネカード 1030円 0.5% 1.5% ルミネ5~10%オフ
    大人の休日倶楽部ミドルカード 2,575円 0.5% 1.5% JR線東日本線などで5%オフ等
    大人の休日倶楽部ジパングカード 4,285円 0.5% 1.5% JR東日本などで30%オフ
    ビューゴールドプラスカード 10,800円 0.5% 1.5% 年1回のプレゼントなど
    JALカードSuica 2,160円 0.5~2% 0.5~1% JREポイントをJALマイルに移行可

    スマホからのチャージ方法について

    スマホからのチャージ方法は、まずはモバイルSuicaに登録する必要があります。

    電話番号やメールアドレスが設定されている携帯情報端末クレジットカードを用意します。

    次に、サイトからアプリをダウンロードします。

    モバイルスイカ 登録

    出典 モバイルSuica

    その後、次のようにケースに応じて会員登録をします。

    • Suica定期券がない場合
    • Suica定期券をモバイルSuicaに切り替える場合
    • EASYモバイルSuica会員に登録する場合

    それらが終わった後、モバイルSuicaの入金(チャージ)を登録したクレジットカードで決済します。

    1. 「SF電子マネー」を選択
    2. 「入金(チャージ)」を選択
    3. 入金(チャージ)額を入力
    4. 入金する(クレジットカード)を選択

    これで入金(チャージ)が完了して、ポイントも貯まるようになっています。

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    カード型Suicaの場合

    1. ビューアルッテを利用する
    2. 多機能券売機を利用する
    3. パソリを利用する

    ビューアルッテを利用する

    ビューアルッテとは駅のATMで、ビューカードの各種設定や提携金融機関の預貯金の引き出しなどのサービスを年中無休で利用することができます。

    設置場所

    ビューアルッテは駅によって設置場所は異なり、複数置かれていることもよくあります。

    例えば、東京駅では次のように10カ所以上も設置されています。

    設置場所 サービス
    丸の内地下北口 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージ、リボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行カード
    丸の内地下中央口 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージ、リボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行カード
    丸の内南口改札内 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージ、リボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    丸の内地下南口 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    びゅうスクエア キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    八重洲中央口改札外 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    八重洲中央口改札内 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    八重洲地下中央口 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    八重洲南口改札内 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行
    グランルーフB1 キャッシング、VIEW入金、Suicaチャージリボ繰り上げ返済、郵貯・提携銀行

    お近くの駅のビューアルッテについては、JR東日本のサイトで調べることができます。

    操作手順

    まず、最初の画面で「ビューカードのサービス」→「オートチャージ設定」を押します。

    クレジットカードによるチャージを選択して、手持ちのビューカードからクレジット決済でSuicaにチャージすることができます。

    ビューカードの暗証番号を入力して、チャージできる金額は次のように6種類あります。

    • 1,000円
    • 2,000円
    • 3,000円
    • 4,000円
    • 5,000円
    • 10,000円

    Suicaは20,000円までチャージできるので、そこまでならチャージすることができます。

    多機能券売機を利用する

    多機能券売機とは、JR東日本の駅にある機械のことで、定期券機能が付いたビューカードで定期券購入などもできます。

    多機能券売機

    出典 JR東日本

    設置場所

    設置場所は、首都圏エリアと仙台エリア、新潟エリアの指定駅に設置されています。

    首都圏の山手線や中央線、横浜線などは全駅設置されていますが、次のように設置されていない駅もあります。

    • 熊川
    • 東福生
    • 西川越
    • 分倍河原
    • 厚木
    • 綾瀬
    • 八丁畷
    • 新芝浦
    • 国道
    • 鶴見小野
    • 弁天橋
    • 浅野
    • 新芝浦
    • 浜川崎
    • 安善
    • 大川
    • 武蔵白石
    • 川崎新町
    • 小田栄 
    • 昭和
    • 扇町 など

    詳しくは、JR東日本の多機能券売機の設置場所を参考にしてみてください。

    操作手順

    多機能券売機のチャージ手順についてご紹介します。

    1. クレジットカードを入れる前にSuicaを入れる
    2. 画面表示に従って、500円・1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円の中から入金額を選択
    3. クレジットカードを投入し手続き

    クレジットカードを使う場合は、VIEWマークがある多機能券売機を探してください。

    パソリを利用(廃止決定)

    パソリ(PaSoRi)とは、ソニーが製造しているパソコン用の非接触型ICカードリーダーのことです。

    Suicaのような電子マネーのほとんどに非接触型ICチップのフェリカ(FeliCa)が使われていて、パソコン上でICカードやおサイフケータイのデータを読み書きするシステムのことをフェリカポートといいます。

    フェリカ―ポートにはパソコン内蔵のものと外付けタイプのものがあって、外付けのものをPaSoRiといいます。

    パソコンに外付けするときにはUSBで接続し、他にもプレイステーション3などで使うこともできるので、自宅やオフィスなどのパソコンでも利用できるメリットがあります。

    主な電子マネーとパソリでできることは、次の通りです。

    電子マネー PaSoRiでできること
    ICカード乗車券(Suica、PASMO、ICOCA、TOICA、Kitaca、SUGOCA、SAPICA、manaca、PiTaPa、PASPY、nimoca、はやかけん等) 残高・履歴確認
    Edy ネットでの支払い、クレジットカード等からのチャージ、残高・履歴確認
    Suica(Suicaインターネットサービスに登録) ネットでの支払い、クレジットカードからのチャージ
    WAON ネットでの支払い、クレジットカードや銀行口座からのチャージ、残高・履歴確認

    このように様々な電子マネーの支払いや残高・履歴確認をすることができます。

    楽天やAmazonなどでもPaSoRi経由で電子マネー支払いができるようになったため、利用者も増えてきてはいます。

    使い方

    1. サービスメニューの「SF(電子マネー)の入金(チャージ)」をクリックしてページを開く
    2. 入金(チャージ)するSuicaをPaSoRiに載せて、「次へ(入金(チャージ)額入力)」ボタンをクリック
    3. ポップアップ画面が開いてSuicaの読み込みが始まる(処理中は画面が完了するまで閉じない)
    4. 入金額を入力(残高20,000円を上限として1,000円以上から1円単位で可能)
    5. 入力内容を確認して入金(チャージ)
    6. 入金(チャージ)完了

    クレジットカードによる電子マネーの入金(チャージ)は、クレジットカード情報を新規登録や変更した翌日以降に利用可能になる点に注意が必要です。

    利用可能になったかどうかの連絡はないので、24時間以上たってから利用しましょう。

    また、クレジットカードによる入金(チャージ)では、一定期間に一定額を超えて入金(チャージ)を行う場合は、クレジットカードの裏に記載されている「セキュリティコード」の入力を求められます。

    セキュリティコード

    出典 JCB

    セキュリティコードとは、インターネットショッピングの際にセキュリティーを高めるために入力を求められる場合があるコードのことです。

    もし持っているカードにセキュリティコードの印字がない場合やかすれて見えなくなっている場合は、カード発行会社に連絡して再発行してもらいましょう。

    家でできるメリットがあるPaSoRiですが、JRが想定している利用者よりも少なかったこともあり、この方法でのチャージが廃止することになりました。

    廃止年月日一覧

    Windowsパソコンでの利用 iOSデバイスでの利用
    ネット決済 2019年8月~2020年5月 サービス未提供
    Suicaポケットの受け取り 2020年9月 サービス未提供
    SF(電子マネー)の入金(チャージ) 2020年9月 2020年9月
    サービス利用登録 2020年9月 2020年9月
    Suicaの登録 2020年9月 2020年9月
    クレジットカード情報の登録・変更 2020年9月 2020年9月
    SF(電子マネー)利用履歴 2021年2月頃 2021年2月頃
    お客情報の変更 2021年2月頃 2021年2月頃
    利用明細書(領収書) 2021年2月頃 サービス未提供
    Suicaの名称変更・削除 2021年2月頃 サービス未提供
    サービス利用登録解除 2021年2月頃 サービス未提供
    ID照会・パスワード再設定 2021年2月頃 サービス未提供

    2021年2月「頃」のようにまだ終了日が決まっていないところに関しては、JR東日本のサイト内でお知らせがあります。

    加盟店によってサービスの終了時期が異なるようなので、具体的なサービス終了日については加盟店に確認してください。

    そして、MyJR-EASTでSuicaインターネットサービスのID連携設定を行っている場合は、2021年2月頃を目安に連携が解除されます。

    Suicaインターネットサービスが終了後は、ご紹介したような方法(モバイルSuicaでスマホチャージ、ビューアルッテを利用する、多機能券売機を利用する方法でクレジットカードからのチャージができるようになるということですね。

    終了は残念ですが、また新しいインターネット上でのサービスが始まるかもしれないので、要チェックですね!