• デビットカードの種類や安全性は?
  • デビットカードのメリットやデメリットは何?
  • デビットカードとクレジットカードの違いは?

この記事をご覧になっている方は、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。

これらについてまずサクッと簡単に説明すると、

デビットカードの種類や安全性は?
ゴールドカードは可能、ブラックカードは難しい

デビットカードのメリットやデメリットは何?
ゴールドカードは可能、ブラックカードは難しい

▼デビットカードとクレジットカードの違いは?
持つことは可能

デビットカードについて、「名前は聞いたことあるけどよく知らない」という人も多いのではないでしょうか。

しかし、実は発行枚数は日本国内でも世界中でもデビットカードの方がクレジットカードより多いのです。

割合でいうと倍以上違うので、いかにデビットカードが普及しているかが分かります。

それだけ発行されているということは、それなりのメリットやクレジットカードとの違いがあるはず。

そこで今回は、意外と知らないデビットカードの種類や安全性、メリット・デメリット、クレジットカードとの違いなどについてご紹介します!

デビットカードの種類と安全性

そもそもデビットカードのデビット(debit)とは「引き落とす」という意味で、debit cardとは直訳で「引き落とすカード」となります。

決済をした瞬間に銀行口座から引き落とされるシステムになっているため、クレジットカードのように一時的にクレジットカード会社に借金をするわけではありません。

銀行口座から即時に引き落とされるわけですから、口座にお金がないと引き落とすことはできませんね。

クレジットカード

デビットカードは専用のカードがあるわけではなく、キャッシュカードにデビットカード機能が加わったもので、クレジットカードと同じように加盟店のみで使うことができます。

デビットカードの種類

  1. VISAデビット
  2. JCBデビット
  3. J-Debit

VISAデビット

VISAデビットは、クレジットカードで有名なVISAブランドのデビットカードです。

VISAデビットは、次のような銀行で発行することができます。

銀行名 デビットカード名称 年会費(税別) ポイントやキャッシュバック還元率 1日の最大利用限度額
ソニー銀行 Sony Bank Wallet 無料 0.5~2.0% 200万円
三菱東京UFJ銀行 三菱UFJ-VISAデビット 無料(2年目以降1,000円) 0.2~0.5% 普通預金口座残高まで
住信SBIネット銀行 住信SBIネット銀行VISAデビット付キャッシュカード 無料 0.6% 200万円
ジャパンネット銀行 JNB VISAデビットカード 無料 0.2~1% 100万円
りそな銀行 りそなVISAデビットカード 無料(2年目以降1,000円) 50万円
近畿大阪銀行 近畿大阪VISAデビットカード 無料(2年目以降1,000円) 50万円
楽天銀行 楽天銀行デビットカード 952円 0.2% 限度額なし
楽天銀行ゴールドデビットカード 2,857円 0.5% 限度額なし
あおぞら銀行 あおぞらキャッシュカード・プラス 無料 0.25~1% 200万円
北國銀行 北國VISAデビットカード/クラシックカード 無料 0.5% 50万円
北国VISAデビットカード/ゴールドカード 無料(2年目以降5,000円) 1% 50万円
琉球銀行 りゅうぎんVISAデビットカード 無料(2年目以降500円) 0.2% 200万円
イオン銀行 イオンデビットカード 無料 0.5~1% 100万円
三井住友銀行 SMBCデビット 無料 0.25% 100万円
常陽銀行 JOYO CARD Debit 無料(2年目以降1,000円) 0.2% 200万円
北陸銀行 ほくぎんVISAデビット 無料(2年目以降1,000円) 0.25% 200万円
北海道銀行 道銀VISAデビットデビット 無料(2年目以降500円) 0.3% 100万円
福井銀行 ふくぎんVISAデビットカード 無料(2年目以降1,000円) 0.25% 200万円
近畿大阪銀行 近畿大阪VISAデビットカード 無料(2年目以降500円) 0.5% 50万円
スルガ銀行 SURUGA VISAデビットカード 無料 0.2% 100万円
西日本シティ銀行 西日本シティ銀行NCBデビットVISA 無料(2年目以降1,000円) 0.25% 200万円

VISAマークのあるお店であれば、24時間365日使うことができるので、ネットショッピングや海外旅行などでクレジットカード感覚で使うことができます。

JCBデビット

JCBデビットは、クレジットカードで有名なJCBブランドのデビットカードです。

JCBデビットは、次のような銀行で発行することができます。

銀行名 デビットカード名称 年会費(税別) ポイントやキャッシュバック還元率 1日の最大利用限度額
セブン銀行 セブン銀行デビット付きキャッシュカード 無料 0.5~1.5% 200万円
楽天銀行 楽天銀行デビット 無料 0.5% 限度額なし
楽天銀行ゴールドデビットカード 2,857円 1% 限度額なし
千葉銀行 ちばぎんスーパーカードデビット 無料(2年目以降1,250円) 0.5~2.5% 200万円
ちばぎん数―パ―カードデビットゴールド 10,000円 0.5~2.5% 200万エ
北洋銀行 北洋JCBデビット 無料(2年目以降500円) 0.5~2.5% 200万円
大垣共立銀行 OKBデビットJCB 1,000円 0.5~2.5% 200万円
もみじ銀行 もみじ銀行ワイエムデビットJCBカード 無料(2年目以降1,250円) 0.5~2.5% 200万円
もみじ銀行ワイエムデビットJCBゴールドカード 10,000円 0.5~2.5% 200万円
山口銀行 山口銀行ワイエムデビットJCBカード 無料(2年目以降1.250円) 0.5~2.5% 200万円
山口銀行ワイエムデビットJCBゴールドカード 10,000円 0.5~2.5% 200万円
北九州銀行 北九州銀行ワイエムデビットJCBカード 無料(2年目以降1.250円) 0.5~2.5% 200万円
北九州銀行ワイエムデビットJCBゴールドカード 10,000円 0.5~2.5% 200万円
東邦銀行 東邦AlwaysデビットカードJCB 無料(2年目以降1.250円) 0.5~2.5% 200万円
東邦AlwaysデビットカードJCBゴールドカード 10,000円 0.5~2.5% 200万円
愛媛銀行 ひめぎんJCBデビット 無料(2年目以降1,250円) 0.5~2.5% 200万円
福岡銀行 福岡銀行Debit+ 無料(2年目以降1,250円) 0.25~0.5% 500万円
福岡銀行Debit+ゴールドカード 無料(2年目以降10,000円) 0.5~1% 500万円
西日本シティ銀行 西日本シティ銀行NCBデビットJCB 無料(2年目以降1,000円) 0.5~2.5% 200万円
みずほ銀行 みずほJCBデビット 無料(2年目以降1,000円) 0.2% 200万円
京都銀行 京銀JCBデビット 無料(2年目以降1,250円) 0.5~2.5% 200万円
名古屋銀行 めいぎんJCBデビット 無料(2年目以降1,000円) 0.5~2.5% 200万円
沖縄銀行 おきぎんJCBデビット 無料(2年目以降500円) 0.5~2.5% 200万円
秋田銀行 OnlyOneデビット 無料(2年目以降1,000円) 0.5~2.5% 200万円
北陸銀行 ほくぎんJCBデビット 無料(2年目以降1,000円) 0.5~2.5% 200万円
紀陽銀行 紀陽JCBデビットカード 1,000円 0.5~2.5% 200万円
熊本銀行 熊本銀行Debit+ 無料(2年目以降1,250円) 0.25~2.5% 200万円
熊本銀行Debit+ゴールドカード 10,000円 0.2~5% 200万円
親和銀行 親和銀行Debit+ 無料(2年目以降1,250円) 0.25~0.5% 200万円
親和銀行Debit+ゴールドカード 10,000円 0.5~5% 200万円
七十七銀行 77JCBデビット 1,250円 0.25~2.5% 200万円
77JCBデビットゴールドカード 10,000円 0.25~5% 200万円

JCBデビットは、地方銀行が多く発行していることが分かります。

日本のクレジットカード会社発行なので日本全国で使えるところは多いですが、海外ではVISAに比べて使えないところもあるので注意が必要です。

J-Debit

J-Debitは、ゆうちょ銀行や三井住友銀行など多くの銀行が発行しており、VISAやJCBとともに発行している銀行もあります。

J-Debitは次のマークがあるところで使うことができます。

デビットカード 種類

J-Debitの加盟店は次のように一部の大手では使うことができます。

百貨店 そごう・西部
井筒屋
小田急百貨店
大丸松坂屋百貨店
鶴屋百貨店
阪急阪神百貨店
福屋
名鉄百貨店
コンビニエンスストア ファミリーマート
山崎製パン
ポプラ
スーパー、ストア 三和
タカラ・エムシー
旅行業 JTB
食料品小売 新宿高野
ホテル パレスホテル
ホテルインターコンチネンタル東京ベイ
書籍・文房具 紀伊国屋書店
三省堂書店
虎の穴
自動車 トヨタカローラ新大阪
日産ユーズドカーセンター
イエローハット
家電 ビックカメラ
ヨドバシカメラ
ラオックス
エディオン
アシベ電機
企画室ゆう
ケーズホールディングス
アパレル ビームス
内原
江綿
生命保険 メットライフ生命保険
損害保険 損害保険興亜
共栄火災海上保険
東京海上日動火災保険
日新火災海上保険
富士火災海上保険
写真 キタムラ
運送 ヤマト運輸
家具小売 村内ファニチャーアクセス
病院 吉徳会あさぎり病院
予備校など ワークアカデミー
イーオンホールディングス
証券 東海東京証券
運輸 東日本旅客鉄道

ただし、海外やネット決済ができないなどが難点と言えるでしょう。

安全性

デビットカードは、利用する際に端末を使って取引データを送信します。

その取引データは安全性を高めるために暗号化することが義務づけられ、伝票に銀行や支店コードなどを印字することは禁止されています。

また、最近では住信SBIネット銀行や三井住友銀行、北圀銀行、オリコ、ジャックスなどのデビットカードが「Visaペイウェーブ」というタッチ決済機能を備えたカードを発行しています。

デビットカード 安全性出典:VISA

クレジットカードでも怖いのがスキミング被害ですが、ペイウェーブはタッチ決済なのでカードをかざすだけで決済ができるため、カードを相手に渡す必要がありません。

そのため、原則としてサインや暗証番号などの手続きもいらないのでスピーディで簡単、しかもセキュリティが高い決済方法と言えるでしょう。

現時点では取り扱いをしている金融機関は少ないですが、今後セキュリティ対策を進めるうえで欠かせない機能となるでしょう。

使えるお店はまだまだ少ないですが、次のようなお店や施設で使うことができます。

  • マクドナルド
  • 表参道ヒルズ
  • TSUTAYA
  • ローソン
  • メガネストアー
  • 関西国際空港
  • ファイテン
  • Airport Limousine など

つくり方

デビットカードをつくるには、必ずそのカードを発行する銀行口座が必要です。

つまり、次のように銀行口座を開設する際に必要なものが必要ということですね。

  • 身分証明書(免許証やパスポート、健康保険証、住民票など)
  • 印鑑(不要な銀行もあり)

最近ではウェブで口座開設ができるところがほとんどなので、銀行のサイトから口座申込をすると楽です。

氏名や生年月日、職業や住所などの個人情報を入力して口座開設を申し込む際にデビットカードの申し込みを同時にできる銀行もあるので、そこで一緒に申し込みましょう。

クレジットカード

1週間ほどで銀行からカードが送られてくるはずで、そこですべて完了です。

デビットカードのメリットとデメリット

デビットカード メリット

出典:三菱東京UFJ

デビットカードは今やクレジットカードの利用者に匹敵するほど広がっています。

そこまで広がるにはメリットがあるからで、そこにはデメリットも存在します。

メリット

  • 使いすぎを防止できる
  • 審査なしでも発行できる
  • 余計な手数料は不要
  • ポイントやキャッシュバックも充実

使いすぎを防止できる

クレジットカードやキャッシングなどは、「100万まで」のように限度額が設定されていますが、デビットカードの場合は銀行口座内に入っている金額までが利用限度額です。

そのため、クレジットカードやキャッシング、さらにそれを分割払いやリボ払いなどのように使いすぎて借金地獄になる心配もありません。

審査なしで発行できる

クレジットカードの場合は、状況によって審査が通らないということはよくあります。

しかし、デビットカードは銀行口座をつくることができれば誰でも発行ができます。

クレジットカードの場合は一時的にカード会社が建て替えるので、利用者に十分な収入がないと返済されない可能性があります。

そのため、クレジットカードの審査は厳しくなるわけです。

一方で、デビットカードは銀行口座内でやりくりするわけですから、銀行口座を超えた買い物はできません。

そのため、銀行側からしてもリスクは低いわけですね。

余計な手数料は不要

デビットカードを持つと、ATMでお金をおろす必要がなくなるため、当然今までにかかっていたATM手数料もかからなくなりますよね。

数百円の手数料も、何回も利用すれば長期的には数千円~数万円になることもあるので非常に無駄です。

今やウェブ明細が当たりまえの時代ですから、利用残高もスマホのアプリで確認して手数料も気にせずに利用できます。

地味ではありますが、大きなメリットと言えそうです。

ポイントやキャッシュバックも充実

デビットカードには、ポイント還元やキャッシュバックシステムも搭載されているため、現金と同じなのであればデビットカードを使うことでしょう。

例えば、セブン銀行デビットカードでは通常利用で0.5%、楽天銀行デビットカードでは100円につき1楽天スーパーポイントなどの特典があります。

デメリット

  • 国際ブランドでも利用できないことがある
  • 時間帯によっては利用できないことがある
  • ポイント還元率はクレジットカードよりも低いことがある

国際ブランドでも利用できないことがある

デビットカードはVISAのように国際ブランドを搭載していても、高速道路やガソリンスタンドなどの利用できないお店が一部あります。

これは、デビットカードが即時決済だからという理由と関係しています。

クレジットカードは一時的にカード会社が建て替えるため、商品の金額がいくらになろうと限度額内であれば問題なく、後日指定日に引き落とされますよね。

しかし、デビットカードの場合は即時決済のため、ガソリンのように入れる量がいくらになるかは入れ終わった後でないと分からないものは利用できないのです。

例えば、銀行口座内に2,000円しかなくてガソリンを入れた結果2,300円になってしまったら引き落としできませんよね。

そういうときのために、クレジットカードとデビットカードを持って使い分けると便利でよいでしょう。

時間帯によっては利用できないことがある

VISAデビットカードは24時間365日使えますが、JCBデビットカードの一部は利用時間が制限されることがあります。

例えば、OKBデビットは日曜日の午後9時~月曜日の午前7時にかけて、北洋JCBデビットは平日23時~7時、土日祝日は21時~7時にかけては使うことができません。

北洋JCBデビットは毎月第3土曜日が定期メンテナンスで18時以降利用不可など、結構な制限があるので注意が必要です。

ただし、JCBでも楽天JCBデビットやちばぎんスーパーカードなどほとんどのカードは24時間365日利用可能ですので、利用する際には利用規約をしっかり確認しましょう。

ポイント還元率はクレジットカードよりも低いことが多い

デビットカードの還元率はさきほど表でご紹介しましたが、多くは0.5~2%前後でした。

クレジットカードでもそのくらいの還元率のものもありますが、楽天カードやヤフージャパンカード、オリコカードなど有名どころは1~3%ですし、エポスカードやVIASOカードなどは最大10%と高還元率です。

カード会社としてはデビットカードよりクレジットカードを使ってもらって手数料収入を増やしたいため、デビットカードよりもクレジットカードの方を高還元率にするわけですね。

デビットカードとクレジットカードの違いは?

発行元

  • デビットカード・・・銀行
  • クレジットカード・・・銀行や法人

クレジットカードもデビットカードも、VISAやJCBなどのブランドと提携している点では共通しています。

クレジットカードは国際ブランドが法人と提携して発行(VISA✕ANA✕三井住友カードのANA VISAカードなど)のように、発行元がANAなのか銀行なのかがよく分からない場合がある一方で、デビットカードの発行元は銀行だけです。

企業がデビットカードのような形で発行するとなるとチャージ式のプリペイドカードになり、有名なところでいうと携帯キャリア系プリペイドカード(ソフトバンクカードやdカード、auWALLETなど)や海外旅行系プリペイド(ネオマネーやカネパカードなど)が挙げられます。

審査

  • デビットカード・・・審査なし
  • クレジットカード・・・審査あり

デビットカードは銀行口座さえつくることができれば、審査はありません。

銀行口座は犯罪などを犯していなければ基本的には15歳以上でつくることができますし(銀行によって若干の違いあり)、口座からの即時引き落としなので銀行が一時的に利用者の支払いを建て替えることもありません。

クレジットカードの場合はカード会社が一時的に利用者の支払いを建て替えるため、しっかり返済してくれる収入があるのか、これまでの返済実績はどうかなどを厳しく審査する必要があるわけですね。

ポイント還元率

  • デビットカード・・・低い
  • クレジットカード・・・高い

さきほどのデメリットでお伝えしたように、デビットカードの還元率の多くは0.5~2%前後ですが、クレジットカードの場合は1~3%、多いと10%のところもあります。

2%と10%では5倍も違いますから、いかにクレジットカードのほうがポイントが貯まりやすいかが分かりますね。

キャンセル手続き

  • デビットカード・・・時間がかかる
  • クレジットカード・・・すぐにできる

ネットショップなどを利用した人は分かると思いますが、クレジットカードで買い物をした後でもキャンセルはしばらくの間することができます。

しかし、デビットカードの場合は使用した時点で即引き落としされるので、キャンセルが難しく、実際に返金されるとなると時間がかかってしまうのが特徴です。

 

デビットカードは使いすぎを予防できたりポイントもクレジットカードには劣るもののついたりすることから、近年急速に利用者を増やしています。

多少のデメリットはありますが、安全性が高く入手のハードルは低いため、自分のライフスタイルにあわせてクレジットカードと使い分けてみるとよいですね!