• アップルカードの還元率2%の適用条件は?
  • アップルカードの特徴について

この記事をご覧になっている方は、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。

これらについてまずサクッと簡単に説明すると、

▼アップルカードの還元率2%の適用条件は
Apple Payで支払うこと

▼アップルカードの特徴について
チタン製のクレジットカードで、毎日キャッシュバックが可能、セキュリティも厚い

アイポッドやアイパッド、アイフォンなど世界を変え続けてきたアップルは、2019年夏から新しいクレジットカードApple Cardをアメリカ向けに発行します。

アップルはこれまで、アイフォンのようなハードウェアを一定期間ごとに新商品を発売することで収益を確保してきましたが、このクレジットカードによって安定収入へサービスをシフトしていく動きと言えます。

日本での発行は未定ですが、アメリカでの需要具合によっては日本でも提供されるかもしれないので、今回は先取りで還元率や特徴などをご紹介していきます。



クレカ不正利用時にすぐやるべきこと
クレジットカードの裏面に署名してないとダメ
停電時はクレカ決済不能に?
クレジットカードのスキミング
利用限度額無制限のクレカ
税金をクレジットカードで支払う際の注意点
NHK受信料が半額になる条件



アップルカードの還元率2%の適用条件

アップルカードを利用すると、アップルのサービス限定で次のように還元を受けることができます。

  • チタン製アップルカードの利用 1%還元
  • Apple Payでの支払い 2%還元
  • App Storeでアップル製品およびサービスの購入 3%還元

Apple Payについて

アップルペイ 

出典 アップル

Apple Payは、アイフォンやアップルウォッチをかざすだけで全国の公共交通機関に乗ったり買い物をしたりできるサービスのことで、日本では2016年にサービスが開始されました。

発行手数料などはかからず、既に持っているクレジットカードなどを設定するだけで現金チャージ不要で簡単に使うことができます。

使ってはいないけど、聞いたことはある・・・という人も多いと思いますが、それもそのはず。

Apple Payは、SuicaやiD、QUICPay加盟店で使うことができ、次のように大手コンビニエンスストアや家電量販店、タクシーなど様々なところで使うことができます。

ジャンル例 加盟店例
コンビニエンスストア セブンイレブン
デイリーヤマザキ
ファミリーマート
ポプラ
ミニストップ
ローソン
ガソリンスタンド エネオス
エッソ・モービル・ゼネラル
昭和シェル
スーパーマーケット アピタ
イオン
イトーヨーカドー
オーケー
ドラッグストア ウェルシア
くすりの福太郎
コクミン
グルメ 藍屋
温野菜
ガスト
牛角
グラッチェガーデンズ
タクシー 国際自動車
東京無線タクシー
日本交通
日の丸自動車

そして、APPLE PAYは主要な銀行やカード発行元から発行されている多くのクレジットカードやプリペイドカードに対応しています。

例えば、アメリカンエクスプレスやアプラス、クレディセゾンなどの大手はもちろん、鹿児島カードや高知カード、宮銀カードなど全国的にあまり知られていないカードでも対応しています。

このように、交通機関や店舗、オンライン上でも使えるAPPLE PAYを使えば、アップルカードで2%の還元率を受けられるというわけです。

APP STOREについて

APP STORE(アップストア)とは、APPLE社が運営するiPhoneやiPod touch、iPad向けアプリケーションのダウンロードサービスです。

ダウンロード可能なアプリは200万本以上あって、そのうち約130万本はiPadもサポートしており、アプリからの収益は10兆円を超えるほど、アップルでは重要な位置を占めています。

その中で、アップル製品やサービスをみると、MacやiPod、アップルウォッチ、アップルTV、iTunes、修理など様々な商品やサービスがあることが分かります。

例えば、iMacのRetina 5Kディスプレイの場合、税別で253,800円です。

iMac 値段

出典 アップル

APP STOREでアップル製品を購入した場合は3%還元されるので、

253,800円×3%=7614円の還元になり、これとは別でクレジットカードのポイントも別途つくことになります。

スポンサーリンク

アップルカードの特徴

  • チタン製のクレジットカード
  • デイリーキャッシュ
  • 年会費や支払い遅延金延金などがかからない
  • 高いセキュリティ

チタン製クレジットカード

アップルカード

出典 アップル

アップルカードの特徴といえば、なんといってもチタン製のプレートにレーザー刻印されたクレジットカードであることです。

チタンとは、「軽い」「強い」「錆びない」特徴を持つ金属です。

「強い」といういのは、まげて元に戻る力(鉄の2倍)や熱への力(800℃以上でチタンは変形)ということです。

一般的なクレジットカードはプラスチック製で、カード番号やCVV番号、使用期限やサイン欄などがあり、強さや錆びることもある難点がありました。

アップルはそういった弱点を克服し、無駄が一切ないとてもシンプルなカードになっています。

電話でもボタンを失くしてどんどんシンプルにしていったように、クレジットカードもどんどんシンプルを追求していったことが分かります。

アップルカードは基本的にApple Pay経由での使用ですが、Apple Payに対応していない店舗でも使えるのは嬉しいですよね。

チタン製のクレジットカードは、実は日本でも発行されていて、一番有名なのはアメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードです。

クレジットカードの中でも特にランクの高いブラックカードの中でも頂点に君臨しているクレジットカードです。

そんな最高級なイメージのあるチタン製クレジットカードをアップルも採用するわけですが、アメックスセンチュリオンのように年会費が何十万円もするわけではない点が特徴ですね。

デイリーキャッシュについて

デイリーキャッシュとは、買い物をするたびにキャッシュバックされるというシステムのことです。

さきほどご紹介したAPPLE PAYでお金を使えば2%キャッシュバック、APP STOREやアップルストア、Apple 直販店での買い物には3%キャッシュバックのことですね。

これとは別にクレジットカードポイントも貯まるわけですから、アップルファンでなくても使う価値は充分ありますよね。

年会費や遅延金などがかからない

プラスチックのクレジットカードならともかく、高級感のあるチタン製クレジットカードともなると、さきほどご紹介したようにアメックスセンチュリオンなどハイステータスなところばかりです。

そうなると、年会費も数十万円が当たり前な中、アップルカードは年会費が無料と大盤振る舞いですね。

また、返済遅れによる延滞手数料もかかりません。

一般的なクレジットカードの契約項目には、返済に関する記載が必ずあります。

どんな理由であれ、返済期日を守らないと遅延損害金という賠償金を払わなければいけなかったり、実際に使用した金額に金利がつくこともあったりします。

例えば、毎月10日に5万円ずつ口座引き落としで返済するリボ払い契約をしていたとして、10日時点で5万円を払えなかったら、遅延損害金が発生します。

遅延損害金は支払いを遅延した日数で計算がされて、利息は上限20%までと決められています。

遅延損害金を払えばいいだけでなく、契約解消やカードを使えなくなったりもするので注意が必要です。

アップルカードでは、こうした支払い遅延金などはかからないという点も特徴です。

ちなみに、金利は13.24~24.24%と発表されています。

高いセキュリティ

アップルカード セキュリティ

出典 アップル

アップルカードのお披露目イベントでは、個人情報の保護を特にアピールしていたように、アップルカードでは高いセキュリティを誇っています。

アップルカードで買い物をすると、アップルにはどこで何をいつどのくらいの金額のものを買ったのかは知らされませんし、サーバーにも残りません。

買い物をするとロゴが表示され、どこでカードを使ったのかを表示できるようです。

例えば、セブンイレブンで利用した場合は、セブンイレブンのロゴが表示されるので、すぐにセブンイレブンで買い物をしたことが分かるようになっています。

そして、クレジットカード犯罪に多いスキミングなどへの対策として、毎回変化する自動で作られるセキュリティコードなどの認証に加え、Touch IDやFace IDなどの生体認証機能もあります。

Touch IDとは、iPhone 5s以降に搭載されている指紋認証センサーのことで、パスコード入力の代わりにアプリにログインすることができます。

Face IDは、顔の立体形状を使って生体認証をする機能のことです。

目に見えない赤外線ドットパターンと証明を顔に照射して、それを赤外線カメラで読み取り、顔の立体形状を計って認識しているため、非常に精度が高いのが特徴です。

メガネやサングラスをしてても認証ができるほどレベルの高いセキュリティで、その認証スピードも一瞬でできてしまいます。

これだけ早い認証だと、誤課金もありそう・・・と思いきや、課金する場合は再度ボタンを2度押ししないと認証しない念の押しようです。

こういった実績のあるセキュリティに加えて、カード表面にはカード番号や有効期限、署名欄がないので、非常にセキュリティの高いクレジットカードだということは分かりますよね。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、アップル発のクレジットカード「アップルカード」についてご紹介しました。

見た目のシンプルさはもちろん、セキュリティも高いので、使い慣れているiphoneなどのユーザーにとってはすんなり受け入れられそうですね。

チタン製のクレジットカード自体は年会費も無料で、もし失くしてもiphoneからすぐに再発行を依頼でき、再発行も無料でできるようです。

クレジットカード自体を失くすといちいちカスタマーセンターに電話する手間を省いているのも地味に嬉しいですよね。

日本にはまだ上陸予定はありませんが、アメリカでの人気具合によってはすぐに上陸することでしょう!