• ソフトバンクカードのデメリット
  • ソフトバンクカードの特徴について

この記事をご覧になっているということは、このような疑問をお持ちだと思います。

これらについてまずサクッと簡単に説明すると、

▼ソフトバンクカードのデメリット
ファミリーマートやガストなどでのお得な利用が終了、チャージの還元率が低い等
▼ソフトバンクカードの特徴について

入会審査がない、使いすぎる心配がない、不正利用され続けるリスクが少ない、高校生でも使うことができる

ソフトバンクカードは携帯系プリペイドカードの一つで、ソフトバンクと契約している方なら満12歳以上で使えるカードです。

最初こそ還元率キャンペーンなどが多く開催されていたこともあってお得感がありましたが、大きなキャンペーンも終了して今後の使い勝手に疑問を持っている人もいることでしょう。

今回は、そんなソフトバンクカードについて、デメリットを中心にカードを持つべきかどうかを見ていきましょう!

※少し長いので、目次を見て必要な所だけ見るのが良いと思います。



クレカ不正利用時にすぐやるべきこと
クレジットカードの裏面に署名してないとダメ
停電時はクレカ決済不能に?
クレジットカードのスキミング
利用限度額無制限のクレカ
税金をクレジットカードで支払う際の注意点
NHK受信料が半額になる条件



ソフトバンクカードのデメリット

  • ファミリーマートやガストなどでのお得な利用が終了
  • おまかせチャージ自体も還元率が低い
  • 貯まったTポイントの還元率が0.85%

ファミリーマートやガストなどでのお得な利用が終了

2015年8月から、ソフトバンクの携帯電話契約者がファミリーマートの店舗でTカードを提示して買い物すると、ポイントが3倍もついていました。

さらに、2015年10月からはガストやTSUTAYAで税込200円の会計で5ポイント、つまりポイント5倍(還元率2.5%)になっていました。

さらにさらに、おまかせチャージ設定のソフトバンクカードをファミリーマートやガスト、TSUTAYAで利用すると税込200円の会計で通常の10倍ものTポイントを獲得できるキャンペーンもあり、ソフトバンクで支払った場合

200円につき10ポイント(還元率が5%)

と破格の待遇になっていましたが、2017年5月で終了してしまったのです。

ソフトバンクカード ポイント10倍キャンペーン 

おまかせチャージとは、ソフトバンクのクレジット機能のことで、スマートフォンから申し込む事ができます。

通常のプリペイドカードであれば事前にチャージが必要ですが、ソフトバンクカードであれば事前チャージは不要で、支払いのときにプリペイドバリューが自動的にチャージされるようになっています。

プリペイドバリューとは、現金としては引き出すことが出来ないポイントのようなものだとお考えください。

つまり、例えば10,000円買い物をしてチャージ残高が5,000円だった場合は、おまかせチャージで即時5,000円チャージされるわけですね。

通常の買い物で税込200円ごとに1ポイント貯まるところを、ソフトバンクカードで買い物をすると税込100円ごとに1ポイント貯まる、つまり通常の2倍のポイントが貯まることになります。

おまかせチャージ ソフトバンクカード

今や全国で2,000店舗を達成したファミリーマートの例を見てみましょう。

ファミリーマートでは、次のように月間の利用額に応じて貯まるポイントが変わる「ファミランク」制度を導入しています。

ランク ブロンズ シルバー ゴールド
月間利用金額 5,000円未満 5,000~15,000円未満 15,000円以上
Tポイント(還元率) 200円につき1ポイント(0.5%) 200円につき2ポイント(1.0%) 200円につき3ポイント(1.5%)
ソフトバンク携帯利用者 200円につき3ポイント(1.5%) 200円につき4ポイント(2.0%) 200円につき5ポイント(2.5%)

ファミマTカードは毎週火曜日と土曜日は基本ポイントが3倍、クレジット決済のポイントが2倍になり、ソフトバンクの基本ポイント3倍と重複で適用されていました。

しかし、これが終了してしまったのでソフトバンクカードのデメリットというわけですね。

おまかせチャージ自体もポイント還元率が低い

ソフトバンクカードには次のように様々なチャージ方法がありますが、チャージ制限や利用時間などがあって、対象の銀行口座を持っていないとチャージできない方法もあります。

チャージ方法 内容 特徴
ソフトバンクまとめて支払いチャージ チャージした金額を月々のケータイ料金とまとめて支払う方法 チャージ単位は100円、1回あたりのチャージ下限500円~、上限10,000円
ゆうちょATMでチャージ ゆうちょ銀行口座の有無に関係なく、カードを挿入してチャージする方法 利用時間は午前0時5分~午後11時55分、1回あたりのチャージ下限1,000円~、上限100万円
セブン銀行ATMでチャージ 本人確認後にチャージすると、現金として引き出しが可能な方法 チャージ単位は1,000円、1回あたりのチャージ下限1,000円~、上限50万円
銀行口座から即時チャージ りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行から即時チャージが可能な方法 月5回までチャージ可能、1回あたりのチャージ下限1,000円~、上限10万円
口座振替チャージ(ジャパンネット銀行) ジャパンネット銀行口座を持っていれば、口座振替設定をしてチャージが可能な方法 月5回までチャージ可能、1回あたりのチャージ下限1,000円~、上限10万円
銀行振込チャージ いつも使っている金融機関口座から、専用の銀行口座(ジャパンネット銀行)に振り込むことでチャージする方法 チャージ単位は1円、1日あたりのチャージ限度額は100万円まで
Tポイントチャージ ソフトバンクカードで貯めたTポイントをチャージしてVisa加盟店で買い物をする際に利用する方法 チャージ単位は100ポイント、1回あたりのチャージ下限は100ポイント、上限なし
おまかせチャージ後リボ 利用金額や件数にかかわらず、支払いコースに手数料を食えわ得て支払う方法 20万円以下は月々5,000円ずつ、20万円超は月々10,000円ずつ
自動リボについて 事前登録で1回払い利用分が自動で後リボになるサービス 自動後リボになった利用分は元の支払い方法へは戻せない

また、ポイント還元率はおまかせチャージでないと0.5%(おまかせチャージは2倍の1%)を考えるとおまかせチャージを選んだほうがお得です。

しかし、キャンペーンがない通常期ではポイント還元率が2倍の1%で他のクレジットカードと組み合わせてポイントを二重取りできるわけではありません。

また、どうせクレジットカードを使うのであれば、次のようにポイント還元率を考えるとクレジットカードを使った方がいいと言えます。

クレジットカード例 還元率
楽天カード 1~3%
オリコカード
ヤフーカード
JCBカード
dカード
VIASOカード 0.5~10%
エポスカード
ビックカメラSuicaカード 1~1.5%
ライフカード 0.5~1.5%
セブンカード・プラス

クレジットカードがつくれない事情があるのであればソフトバンクカードを持つメリットはありますが、そうでなければ還元率を考えてもデメリットと言えそうです。

貯まったTポイントの還元率が0.85%

ソフトバンクカードを使うとTポイントが貯まります。

Tポイントとは、次のように全国にあるTポイント提携先やインターネットの提携先で利用金額に応じて貯めたり使ったりできる共通ポイントのことです。

ジャンル 店舗例
映像・音楽・書籍 TSUTAYA
WonderGOO
新星堂
BookSmisumi
GYAO!ストア
マイナビBOOKS
毎日新聞
エンターテインメントサービス Ameba
エチケット
Tファン
Yahoo!占い
ホテル・旅行関連 東急ホテルズ
恩納マリンビューパレス
アーク・スリー・インターナショナル
Tトラベル
キャッシュパスポート
カメラ・写真・素材 カメラのキタムラ
スタジオマリオ(写真館)
オールスポーツコミュニティ
Tプリント
スポーツ アルペン
ゴルフ5
スポーツデポ
パシフィックゴルフマネージメント
アシックス
福岡ソフトバンクホークス
東急スノーリゾート
コンビニ・スーパーなど ファミリーマート
マルエツ
ゆめタウン
デパートリウボウ
ドラッグストア ウエルシア
ハックドラッグ
ハッピー・ドラッグ
金光薬品
ふく薬品
ネットショッピング シャディギフトモール
ヤフーショッピング
LOHACO
ネットオフ
マイナビBOOKS
飲食関連 バーミヤン
夢庵
グラッチェガーデンズ
ステーキガスト
ジョナサン
ドトールコーヒー
吉野家
牛角
フォルクス

また、次のようにポイントと豪華賞品との交換も可能です。

Tポイント ソフトバンクカード

これだけ使いやすいTポイントだからソフトバンクカードを使っている人もいるかもしれませんね。

しかし、貯まったTポイントをソフトバンクカードで使えるバリューと交換する際の交換レートが1ポイント1円ではなく、1ポイント0.85円、つまり還元率が0.85%なのです。

この点はソフトバンクカードのデメリットと言えそうです。

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ソフトバンクカードの特徴

ソフトバンクカード 特徴

項目 内容
入会金 無料
年会費 無料
還元率 0.5%(税込200円ごとにTポイント1ポイント)、Tポイント提携先かつVisa加盟店では1%(200円ごとに2ポイント)
利用可能年齢 満12歳以上
申込条件 ソフトバンクサービスを利用している方
チャージ残高上限 100万円
ブランド VISA
チャージ方法 ソフトバンクまとめて支払いチャージ
ゆうちょATMでチャージ
セブン銀行ATMでチャージ
銀行口座から即時チャージ
口座振替チャージ
銀行振込チャージ
Tポイントチャージ
おまかせチャージ後リボ
自動リボ
特典 毎月1日~2日にチャージ額がアップ(100ポイントあたり85円→100円)
ヤフーでの買い物がいつでもポイント10倍~16倍 など

ソフトバンクカードはプリペイドカードなので、あらかじめ入金しないと使えず、チャージ後は基本的には払い戻しはできません。

また、ご紹介したようにポイント還元率ではクレジットカードに比べて低いので、還元率を重視する人は使うメリットはあまりないかもしれません。

しかし、次のようにメリットもあることは確かです。

  • 入会審査がない
  • 使いすぎる心配はない
  • 不正利用され続けるリスクが少ない
  • 高校生でも使うことができる

入会審査がない

クレジットカードは入会審査があり、年収が低かったり不安定な職業についていたりすると審査が通らないこともよくあります。

また、支払い延滞や滞納したことがあると、ブラックリストに載って数年間はクレジットカードをつくることができないケースもあるため、入会審査がないプリペイドカードはそういった点ではメリットと言えます。

そもそもなぜ入会審査がないかというと、クレジットカードのように一時的にクレジットカード会社側が建て替えることがないからです。

クレジットカードの場合は、一時的にクレジットカード会社が建て替えて後日指定日に利用者に返してもらうため、返済してもらえないリスクがあります。

そこで、審査で安定した収入やこれまでの支払い履歴などを総合的に見て返済できる能力があるかどうかを判断するわけですね。

プリペイドカードの場合は、利用者が使いたい分を事前にチャージするため、クレジットカード会社はそれを建て替える必要もなく入会審査はいらないというわけですね。

使いすぎる心配がない

プリペイドカードは事前にチャージをするため、当然手元にお金がなければチャージをすることもできません。

クレジットカードのようにクレジットカード会社が建て替えてくれると、限度額いっぱいまで使ってしまう人も少なくありません。

ついつい使いすぎてしまう人にとっては、ソフトバンクカードをはじめとしたプリペイドカードはオススメです。

不正利用され続けるリスクが少ない

プリペイドカードであっても不正利用されるリスクはありますが、最悪チャージした分だけで被害は済みます。

クレジットカードの場合は限度額いっぱいまで使われてしまうリスクがあり、安全面でもメリットはありますね。

ちなみに、ソフトバンクカードではカードを紛失したり盗難にあった場合は、Tカードサポートセンターに電話をしてカードを停止した時点での保有Tポイントは補償されます。

紛失の連絡前に利用されてしまったチャージ残高や保有Tポイントは補償されないので、紛失や盗難に気づいたらすぐに連絡することが大切です。

高校生でも使うことができる

最近は共働き世帯が増え、夜まで家をあける世帯も多いです。

子どもが高校生で、かといってクレジットカードを渡すのは怖いという親御さんも多いのではないでしょうか。

事前に少額をチャージしておいたプリペイドカードであれば、リスクも少なく安心して渡すことが出来ます。

また、子どもが留学などで海外に行く場合でもVisa加盟店であれば世界中で利用することができ、Visa・PLUSマーク表示のあるATMでも引き出すことが出来ます。(ただし、引き出しには200円の手数料がかかります)

このように、ソフトバンクカードは確かにデメリットもありますが、目的によっては非常に使い勝手が良いカードとも言えるので、今回の記事を参考にしていただければ幸いです!