- ストカードポイントが断られる!
- なぜか店舗で使えない!
- ポイントを貯めたのに意味ないじゃん…
この記事をご覧になっている方は、上記のような疑問や不満をお持ちではないでしょうか。
これらについてまずサクッと簡単に説明すると、
▼ストカードが断られる・使えない理由としては以下の6通りがあります。
- バーコードで読み取るタイプのポイントカードのみなので使い勝手が悪い
- 店側が提携・認可しているわけではない(非公式なもの)
- 安全面で脆弱性がある
- レビューに対する回答が英語なので、改善方法が分かりにくい
- アプリの機能面の問題
- 使えないお店が多い
ストカード(Stocard)は、かさばるカードのコードをわずか数秒でスキャンしてまとめてくれるアプリのことです。
買い物時にポイントを受けとる際には、ポイントカードをスマートフォン上に表示させてレジ係の人にスキャンするだけ。
そして、サポートや提案、フィードバックについてはメールで連絡すればOK。
ということで、使い勝手がよいという意見もありますが、一方で「使えない」「お店で断られる」という意見もあります。
そこで今回は、このストカードのデメリット部分、「断られる」「使えない」理由についてご紹介します。
バーコードで読み取るタイプのポイントカードのみなので使い勝手が悪い
ストカードで使えるのは、バーコードで読み取るタイプのポイントカードに限定されています。
つまり、nanacoやTカード、WAONのように非接触体のポイントカードには対応していません。
そして、バーコードで読み取るタイプであっても、ポイントカードが使えるというわけでもない点がユーザーを混乱させて「使えない」と思われる一因になっていると推測できます。
アプリ内でのレビューを見ると、次のようにお店で読み取れなかったり使えない事態が起きているようです。
PONTAカード:都内某所のナチュラルローソンで試したら、バーコードリーダーが読み取ってくれない。同じ店で楽天Payなんかは問題なく読み取ってくれる。
Tomod’s:神谷町駅前店のレジで「使えますか?」と聞いたら「お断りしてます」と言われ非常に不愉快な思いをした。こういうことがあると使いたくなくなる。財布の中のカードを減らせると期待したのになー。ガッカリ。
使える・使えない以前にバーコードを読み取ってくれなければ、ユーザー側としては困ってしまいますね・・・。
店側が提携・認可しているわけではない(非公式なもの)
ストカードは、そもそもドイツの運営会社が日本企業と提携して行っているサービスではなく、非公式なサービスです。
ヨーロッパでは、プラスチックストローの販売禁止などでプラスチックレスの動きが加速し、その流れで利用者が増えてきたのがストカードというわけでした。
なんと、世界40か国以上で利用者は2,000万人以上というモンスター級のアプリなんですが、日本では残念ながら今のところ非公式のアプリなので、ストカードが各ポイントカードを勝手にまとめているというのが現状です。
レビューにも、次のように登録先で認可されているわけではない旨が記載されています。
同じ店でも使えるところ使えないところがある店もありましたが、基本使えないことになっているようです。実際断られてがっくりしました。なぜだろうと思って調べたが、このアプリに登録できたからといって、登録できた店がこのアプリでの利用されるのを許可しているかと言ったら違うそうです。つまり無認可、無定形です。この事実だけでポイントカードの利用規約にひっかかること多そうですね。自社のデータを勝手にアプリに登録されてポイントカードの機能を使われる・・・というのは店側は当たり前に不本意ですよね。便利だと思うけども、大事なとこすっぽ抜けちゃ使う方も堂々と使えないです・・・ちゃんと提携・許可とってください。需要はとても大きいと思いますので、ぜひ。
アプリでインストールできると、ユーザー側としては公式アプリと勘違いしても仕方ありませんね。
これは、なんとかして日本企業にも提携が進んでほしいです。
スポンサーリンク安全面で脆弱性がある
ストカードの使い方としては、アプリをインストールした後すぐにポイントカードの登録をすることができます。(アカウント登録不要)
登録したいカードを選択するとバーコードの読み込み画面になり、ポイントカードの裏にあるバーコードをアプリ内で起動したカメラにかざすだけで、自分が持っているカードを登録できてしまいます。
ポイントカードの登録が完了すると、ホーム画面に表示されて買い物時に必要なカードを呼び出すことができるようになります。
このバーコード生成に関しては、ウェブ上で簡単に行えてしまうため、悪意ある人が他人のバーコード登録をすることもできてしまうのです。
つまり、他人のポイントを利用できてしまうことが起きてしまう可能性があるのです。
レビューにも、同様の意見のものがありました。
本当に掲載されている企業と締結できていればめちゃくちゃ便利なアプリだと思いますし、それを望みます。ただ、どなたかが書かれていたレビューで、適当な番号でバーコードが発行できてしまう点がセキュリティの観点上かなり危険だと思います。発想は悪くないのですが、どうやら運営は海外のようですから何の責任も取ってくれないでしょうし。結局単なるバーコードを発行するためのアプリだと思います。便利使うことも悪用することもできます。恐らく対策を考えている企業ほど使えないように徹底しており、使えてしまうということは認識が甘い企業ということなのかもしれません。
最近では電子マネーの流出ニュースもたびたび耳にするので、公式アプリでも脆弱性が指摘されているだけに、非公式アプリでは利用をとまどってしまってもおかしくありませんね。
レビューに対する回答が英語なので、改善方法が分かりにくい
いくつかのレビューとその回答をご紹介しましょう。
アプリに取り込んだバーコード、お店で見せても読み取れない店が多いです。
Stocard GmbH2019年2月27日
最近では、最初だけ日本語訳がついてあとは英語というパターンもあります。
カードを持ち歩かなくなったのは便利ですが、時々バーコードを読み取れませんと言われますよ。
Stocard GmbH2019年7月16日
そこまで難しい英語は使っておりませんが、英語が分からない人にはすぐ飛ばしてしまうでしょうし、内容もコピーアンドペーストをしたような同じような対応です。
対応を日本語に訳すと、「いくつかのお店のスキャナーは古いので、スマートフォン画面を読み込まない時があります。スタッフに手打ちで入力するようお願いしてみて下さい。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」
と、運営者側では責任をとってくれないことが分かります。
これではストカードが「使えない」と言われても致し方ないと言えるでしょう。
アプリの機能面の問題
出典 Google Play
ストカードは、複数のポイントカードを持ち歩く手間が省けるという意味では画期的ですが、機能面でも問題があるようです。
- ポイントがいくつ入っているかの表示がない
- スキャン異常
- 手入力しても使用できない例がある
ポイントがいくつ入っているかの表示がない
これもレビューを見ると、アプリとは違ってポイント残高が見えないという指摘があります。
必ず使えるのなら便利ではあるけど、スマホサイフというアプリとは違ってポイント残高が見られないということは本来の店舗との連携はしてないってことですよね。連携してないってことは誰でも登録できますし、よくよく考えたら少し危険なアプリに思えるような・・・。
確かに、ひとまとめにできたとしてもポイント残高が見れないと不便に感じてしまいますね。
機能改善しようにも対応が英語なので、しばらくは改善が難しいのでは・・・と思ってしまうのも仕方ないかもしれません。
スキャン異常
スキャン異常については、バーコードスキャンしてもいないのに勝手に反応されたり、番号が正常にスキャンされない、などの不具合が時々発生しているようです。
ダメだった… 一部端末とかレジスキャナーの相性なのか使えない所が個人的な利用範囲では多くて利用を断念…
スキャナーで読み取れない、読み取りにくいとお店側もユーザー側も困ってしまうので、どうにかしてほしいですよね。
手入力しても使用できない例がある
スキャナーが無理なら手入力だ!ということで試してみるも、できない、というかお店側でNGが出される例が多発しているようです。
カードケースが軽くなって嬉しくて、早速ニトリでお買い物したら断られました。上からニトリアプリ以外は駄目と指導されているとの事…なぜ駄目なのかはイマイチ納得できずモヤモヤ。使えないなら意味がないし、企業に許可はとっておいて欲しかったです。 そういう準備を怠った結果パートの店員さんもユーザーも嫌な思いをしました。
ポイントカードで財布がいっぱいなので少しでも減らせればと思いインストールし、カードのバーコードを読み込ませました。近所のドラッグストア(クリエイト)でこのアプリを開きバーコードを見せたら店長まで呼ばれ「そういうサービスは終了しました」?とか言われました。 ただバーコードを読み取ってくれればいいのに(怒) ポイントカードを読み込ませる時にお店の名前があったのでてっきり対応していると思ってしまいました。が、アプリは対応していないのに勝手にお店の名前を載せているのですか?
このように、使えると思ってユーザー側が嫌な対応をされると、使おうとは思わなくなってしまいますよね・・・。
使えないお店が多い
レビューを見ていると、ストカードを使えるお店もちょくちょくあるようですが、以前使えていて突然使えなくなるお店もあるようで、お店の方針として使えなくするケースも増えてきているようです。
いいんだが前までPontaのポイントが表示されてたのに急に表示されなくなったのはなぜ?
カードケースが軽くなって嬉しくて、早速ニトリでお買い物したら断られました。上からニトリアプリ以外は駄目と指導されているとの事…なぜ駄目なのかはイマイチ納得できずモヤモヤ。使えないなら意味がないし、企業に許可はとっておいて欲しかったです。 そういう準備を怠った結果パートの店員さんもユーザーも嫌な思いをしました。
もともと薬のトモズ入ってたのに、うちでは使えませんとか言われてポイントもらえなかったです。
このように、以前使えていたようなお店も使えなくなるというのは、ユーザー側としても良い気持ちはしませんよね。
というわけで、有名店で使えないという報告があったお店も含めると、次のようなお店になります。
- ポンタカード
- ニトリ
- ココカラファイン
- トイザらス
- Tポイント
- Tomod’s
- スターバックスカード
- 楽天ポイントカード
- ドトール
- ツルハドラッグ
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- コジマ電気 など
基本的にはお店が発行しているポイントカードやアプリを使ったほうが確実と思われるので、もし公式アプリがあればそちらを使った方がよさそうです。